いかれた慕情

僕の天使マリ

男の体温を奪うvol.61

 

酔っていて薬を飲み忘れたままうっかり眠ってしまい(土曜日は疲れが溜まっている)、悪夢で飛び起きる。

安眠できないと、とにかく夢見が悪い。

もう一度眠ると今度は更にリアリティのある悪い夢を見て泣く。

 

寝るのにまごついたせいで、晴れた日曜日の15時半に起きる羽目になる。

部屋の窓から少し西日が入っていて、起きた瞬間からどっと寂しくなる。

波が激しくて大変だが、色んな感情になるのは悪くない。

昨晩は江古田で向井秀徳の「天国」を聴いて涙がツーっと上気した頰を伝った。

年を重ねるごとに歌が生きていくこの感じ、それがたまらなくて、人は同じ人の聞き飽きたはずの歌を聴き続けるのだと思う。

 

後攻の三宅伸治さんのライブ中、「お、ええぞ」「きたきたっ」と一人で盛り上がっている人が隣に来たと思ったら向井秀徳さんだった。

江古田バディのトイレへと続く細い通路あたり、並んでロックンロールを聴いた。

 

16時くらいまでだらだらとベッドの上で寝転んで、コーヒーを入れて洗濯する。なかなか鬱屈としていたので外へ出て茶でもしばくか、と思ったものの身体は拒否したので家で煙草を吸ったり何杯目かわからない紅茶を飲んだり本を読んだりした。

 

隣の人がいつの間にやら転居したらしく、遠慮なく楽器を弾いて歌を歌っている。あまり家にいなかったので、しばらく転居したことにも気づかなかった。

元お隣さんはどうやらテレビの製作に携わっているらしく(会社名の入った紙袋とメモがいつも部屋のドアに掛かっていた)、お互い不規則な暮らしだった。お元気で。

 

部屋に転がる缶チューハイを攫っては捨て、攫っては捨てを繰り返し、シーツを洗濯して掃除をしつつ、失くしたと絶望していたパスポートを発見して(MARI NARITA)、掃除中に見つけた本や漫画や音楽雑誌を眺めて(snoozerとか)サボったりした。花の水を替える。

 

3日前、モリモリと生けている花屋の誘惑に耐えられず、つい買った花束を持ってバーで一杯だけ飲んだ時、「誰から貰ったの?」と言われてほう、と思った。自分で自分の為に買っている、貰えるとかなり嬉しいが。

部屋の中に鉢とかも飾ろう。

 

 あったらいいけど無くても支障はない もの にやたらめったらお金をかけてしまうので、生活に必須なもの は非常に質素だ。冬に差し掛かり、輪にかけて牛乳石鹸ニベアメンソレータムを愛用している。

色んな作業に伴う疲れ目でいよいよ眼鏡をちゃんと作らなくてはいけなくなったので、来週眼鏡を作る。敢えてこれも質素なデザインにしようか。コンタクトレンズを12.3年は着けているけど、眼鏡の方が手軽だと最近思うようになった。HELL SEE。

 

A子さんの恋人 という漫画が面白いので人にオススメしている。阿佐ヶ谷が舞台の漫画。

今日は寝るまえに本を読んだら早く眠ろう。