うわごと

僕のマリ

まばたきしてる間に

冷たい足を温めながらハーブティーを飲んでいる。なんとなく日記を書く。

 

今日はいつも通り7時半に起き、出勤。マスターの妻と一緒にモーニングの時間帯を捌いた。トーストにバターを滑らせているときの匂いはお腹がすく。あまじょっぱくて美味しい。朝からナポリタンを食べるお客さんがわりといるのだけど、前日の夜から決めてるのだろうなと思う。私はひどい二日酔いのとき、店に寄ってナポリタンを注文した朝がある。ジャンクな味で、おいしい。この頃は東京の感染者が増えている影響か、以前のように爆発的に混むことはなく、朝から外まで並ぶような光景は見ていない。喫茶店で並ぶ、というほうが異様なので、これが本来あるべき姿だとは思うが、忙しいのに慣れているので暇だと落ち着かない。ぼーっと考え事をしながら卵の殻を剥いていた。

休憩時間に郵便局へ行き、友達に送る本を出したのだが、「スマートレターのほうが安い」と教えてもらって、やり直し。書店で今日発売の新潮10月号を買った。午後は3人組の男の子がそれぞれ飲み物を頼んだあと、すぐにまた苺ジュースを追加していて、かわいらしいなあと思った。多分、隣の席のおじさんが苺ジュースを一気飲みしたのを見て頼んだのだろう。そういえば、ちょっとぼけているおじいちゃんが30分に2回来店して、「さっき来たよ」と教えたけど拒むわけにもいかず、なんとも切ない気持ちになった。ウィンナーコーヒーのクリームの部分だけ舐めて帰って行った。常連さんがどんどん歳をとっていく。

退勤して着替えて喫茶店に行き、ミルクティーとはちみつケーキを頼んだ。自然とホットの飲み物を頼んでいて、秋だなあと思った。新潮の乗代雄介さんの『皆のあらばしり』を一気読み。f:id:bokunotenshi_66:20210908000327j:image

毎回、読み進めていくうちにあっと驚く展開になるので、読んでいて気が抜けない。もう一度読み直したい。

植本一子さんの書評も読む。『往復書簡 限界から始まる』、先々週くらいに注文したのだがまだ入荷していないのか読めていない。書評を読んで早く読みたいと思った。

 

帰宅して、ちょっと考えていたことがあり友達にLINE。悩みを聞いてもらう。シャワー後、顔を保湿してスチームを当てながらスマホを見ていて、堪えきれず泣いてしまう。顔が潤いすぎ。泣いたらすっきりして、明日腫れないようにまぶたを押してマッサージした。私は忙しいのだ。

 

ほりしずかさんの連載が更新されていて、それがとにかく素晴らしかった。とにかく読んでほしい。

http://s-scrap.com/6398

陳列されたコーラを奥からとる人に傷つくという描写に、ああ、傷つくってこういうことか、と納得した。ほりさんの緻密な書き口に、エッセイっていいよなあ、と惚れ惚れした。

 

明日も読みたい本のために書店に行く。読みたいものがある限り、書きたいことも尽きない。