うわごと

僕のマリ

あてずっぽに路地を手繰って

土曜日の夜の新宿駅にいる。3番線のドアが閉まる。この一週間は色々あったなと思う。本屋lighthouse幕張支店まで往復3時間かけて行き、友達の門出や誕生日を祝福して、zoomで打ち合わせをして、原稿を書いて提出して、喫茶店でコーヒーを淹れて、前髪を切った。いつでも書くことと読むことについて考えている。何かを思えば書こうと思うし、何かを書いたらインプットしたいと思う。

この一年で、幸せのハードルがうんと下がった。会えるだけで、ただ食事をともにするだけで満たされた気持ちになる。加齢も影響していると思うが、お酒や煙草に縋ることも少なくなった。数年前の荒れ果てた生活が嘘のように健やかに過ごしている。

 

茶店で働いていると、友達が会いに来てくれる。時節柄行きづらい場所もあるが、ちょっとお茶をしに来るくらい誰が咎めようか。私は紅茶に生クリームを落としたものが好きだ。やっときた週末、私はお酒をちょびっと飲んで、夜更けまでゾンビゲームをやるのが幸せなのだ。