うわごと

僕のマリ

あたしなんかに振り向かずに輝いていて

カモミールとカンパニュラとガーベラを飾っている。芍薬はとっくに爆発して、かすみ草は枯れた。朝、職場に行く道すがら近所のジャスミンのにおいを嗅ぐ。小さな儀式のようだと思っている。 朝5時半に通知の音で目覚めて、10年前に好きだった人とLINEで繋が…

あてずっぽに路地を手繰って

土曜日の夜の新宿駅にいる。3番線のドアが閉まる。この一週間は色々あったなと思う。本屋lighthouse幕張支店まで往復3時間かけて行き、友達の門出や誕生日を祝福して、zoomで打ち合わせをして、原稿を書いて提出して、喫茶店でコーヒーを淹れて、前髪を切っ…

あなたのために蝶になって

パジャマのズボンをアイスクリームのチョコで汚してしまった。このところはパジャマを汚してばかりいる。この前は血だし、その前は肉汁だった。そのたびに洗って、替えて、を繰り返す。そういえば、まあまあ大人になるまで、バスタオルは身体だけを拭くもの…

自分の夢は現実だよ

年の瀬だ。この頃はいつにも増してぼんやりすることが多く、今この瞬間も電車を間違えて途方に暮れている。大井町を目指しているのに池袋に着いてグッタリ。この間は横浜から新宿に行こうとして鎌倉にたどり着いた。泣くかと思った。 今年は引っ越したり、連…

なくなりそうな君が好きさ

こそこそ煙草を吸っても、怒られるときは怒られる。一人で決められた場所で吸うだけなんだから、割と地味でストイックな趣味なんやないのと反論したくなる。28歳になったが、相変わらず喫茶店や酒場に繰り出すのが好きで、それ以外のことはそんなに好きじゃ…

ゆうちゃんへ

ぴかぴかの真夏、兄に娘が生まれた。この兄というのは5歳年上の次兄のことだ。冠婚葬祭のときしか動かない我が家のグループLINEが、ひっきりなしに通知を飛ばしている。「何グラム?」「立ち会ったん?」「名前は?」という両親の質問攻めに、絵文字をつける…

僕の呪文も効かなかった

休みは自分で掴み取るしかないので、スケジュール調整には余念がない。普段ちょっと無理してでも日曜日は休みたいしボケーっとしたい。 昨日は昼過ぎから喫茶店に行き、帰りしなにスーパーで買い物をした。中延の商店街にある喫茶店は繁盛していた。日記集の…

わたしを離さないで

脳がとっ散らかっているので、酒を飲みながらNetflixのドラマを流し見、スマホのゲームをやりつつ、思い出したようにYouTubeで音楽を聴くという、めちゃくちゃ生き急いだ人のライフスタイルを送っている。そんでまあ、まだ飲んでるのを忘れて、新しいチュー…

フィードバックは果てしなく続く

もう八年くらい共に過ごしているオラフのぬいぐるみの尻を揉みしだくことでストレスを発散している。オラフには済まないが、なんか落ち着くので、真顔でずっと揉んでいる。 ちなみに、オラフというのは『アナ雪』に出てくる雪だるまみたいなアレではなく、『…

どんなときも完璧で誰からも愛されて

鹿児島に住む従姉妹に電話した。 12人いるいとこのなかで一番仲が良くて、幼い頃はよく一緒に遊んだものだ。わたしより9歳年上の彼女は、数年前夫の浮気がきっかけで離婚して、いまは20歳年上の男性と再婚して、事務の仕事をして暮らしているらしい。 普段は…

それさえも色褪せていくと思ったら負け

いままで使ってなかったAppleMusicになんとなく手を出してみたらその便利さに気づき、先週から色々と懐かしい音楽を掘り出している。ずっとiPodclassicを使っていたのだが、そういえばみんな化石を見るような目で見ていたなと独り言つ。使っているiPhoneもい…

卑屈になんかならんでもいいのさ

肩こりと腰痛が酷く、マッサージや整体によく行くのだけど、気持ち良くても結局はその場しのぎでしかないので、やはり運動をするしかないと痛感している。夏はプールに通っていたが、冬となると着替えが面倒なので足が遠のく。 色んなマッサージ屋、整体を練…

永遠が欲しくって少し泣いてみた

ここはファミリーレストラン。かれこれ20分、料理がくるのを待っている。注文したのは、野菜がたくさん入ったスープと、チキン。安い赤ワインが空腹にしみる。プラスチックでできたグラス越しに店内を眺める。斜視乱視。店員は皆やる気がなく、しかしそれを…

愛とはなんだかわかりません

年配の夫婦が営む古ぼけた喫茶店で夕飯をとる。おじいさんのほうは柔和で、おばあさんのほうは一見きついが、決してやさしくない訳ではない。寒くてかじかんだ手をさすりながら、「すばる」2月号に掲載されていた小山内恵美子『花子と桃子』を読む。とにか…

悩んでなんかないわよね

「どこへ行ったの どうして泣くの 夢は叶えるものよ」 人生に絶望していたときにスーパーカーの「DRIVE」を聴いて、杉並のアパートで号泣したことがある。夢だの希望だの愛だの、そういう平凡な言葉はどうでもよかったし、聞き飽きていたはずなのに、なぜか…

思い出になんてなんないで

文学フリマ東京が終わった。昨年の春に出店するまで存在すら知らなかった文学フリマが、いまやわたしの人生の一大イベントとなっている。本を愛し、本を書きたい人たちの慈しみ。書き手と読み手が運命のような出会いを果たす、夢が詰まったイベントだ。 いつ…

好きだけど愛せやしない

真夏でも氷のようにつめたい手足が、いま、感覚を失っている。熱い湯を沸かしながら部屋のオレンジの光をつけて、何度も何度も聴いたギターの音をなぞる。入浴剤はラベンダーがいい。淡いむらさきの色が好きだから。 私小説『いかれた慕情』を出してから一年…

いつか動かなくなる時まで遊んでね

9月1日日曜日、晴れ。早起きしていつもより少し丁寧に身支度をして電車に乗る。井の頭線、小田急線ともに久々だ。長いスカートを踏んづけそうになりながら乗り換えて、着いたのは世田谷代田。初めて降りる駅だ。降り立つとほぼ閑静な住宅街で、鎌倉通りを…

汚れたせっかくの一張羅

群馬県前橋市にある「世界の名犬牧場」へ。犬が好き過ぎて、定期的に犬に触れないとおかしくなりそうなのだ。 伊香保温泉に宿を取り、温泉を満喫して、電車とバスを乗り継ぎ名犬牧場へ向かった。 交通の便に関しては車が断然おすすめだが、わたしは免許を持…

きみはぼくのまぼろしだった

土曜日の夜、なんだかなあと思いながらぼんやり過ごしていたらリノちゃんから猛烈にLINEがきていた。 彼女は週末に大阪から東京に遊びにきていて、わたしたちが遊ぶ約束をしているのは月曜日のはずだったが。 「いまからお茶せえへん?」との誘いに二つ返事…

嫌われても好き

お世話になっている女性が入院しているので、お見舞いに行くことにした。朝はやく家を出て、鍵を閉めてから手土産を忘れたことに気づく。電車からバスに乗り換える。降りる改札がわからなくて当てずっぽうに出たら反対側で、慌ててバス停があるほうの改札を…

踊り続けるなら

あんまり喜びすぎないようにしよう、っていつも思っていた。わたしは子供の頃から遅れていた。人並みに出来ることが、何一つなかった。普通にすることができなかった。だから、みんなが出来て当たり前のことを喜んだところで、虚しいだけだと、あるとき気づ…

醒めない

明け方4時に起きて、スピッツを聴きながら青白い顔でブログを書いている。 ここ最近ずっと打ち込んでいたことが終わってほっとする反面、少しの寂しさが残った。 文学フリマ東京、ありがとうございました。 出店者も来場者も過去最多で、人の多さにめまいが…

ノータイトル

先週は酷い風邪を引いて何日か寝込んでいた。咳をし始めるとキリがなくて、変な言い方だけど軌道に乗り始めたら永遠にゴホゴホ言ってあばらが折れそうなくらい咳をしてしまう。わたしは喘息持ちなのだ。 朝なのか夜なのかわからない暗い部屋で、冷蔵庫の明か…

呪い

26才になった。 若いのか若くないのか分からない。 アラサーと呼ぶにはまだ早いが、「若い子」と呼ぶべき年齢でもない。 身も心も成長しないまま大人になった。 もう大人だから、お酒も煙草も人並みに嗜むことができる。 もう大人だから、宗教の勧誘もキャッ…

君のワゴンで眠らせてくれないか

昼過ぎに起きて、コーヒーを飲みながらタバコを吸って、洗濯をしつつシャワーを浴びて、かたい桃を食べた。今日は仕事をする。 裸で寝転びながら考えごとをしていたら突然物凄い豪雨になって、慌てて服を着て玄関のドアの前でずっと明るい空から降り注ぐ雨を…

君を抱きしめて、朝まで泣き続ける

気圧のせいなのか体調のせいなのか気分が物凄く塞いでいて、定例の電車に乗って井の頭公園のベンチに座ってぼーっとする、というのをやったら少しだけ視界が開けたような気もする。 わたしはもともと暗いから、一度どんよりすると、どんどん目の前が真っ暗に…

ほんのちょっと困ってるジューシー・フルーツ

順調に腐っている。 先程やっとのことで色褪せてる上に穴の空いたmogwaiのTシャツに着替えてファミマでお弁当を買った。 自炊を全くしないので、弁当の空き容器ばかりが部屋に溜まっている。 忙しさにかまけて部屋が散らかりまくっていたので、ありとあらゆ…

相当ご機嫌ねワンワン

昨日は群馬県前橋市にある「世界の名犬牧場」へ行ってきた。 車で行ければ便利なのだが、わたしは免許を持っていないので公共交通機関を利用。 前橋駅よりバスで30〜40分、終点の「富士見温泉」下車3分ほど。 ぐんまちゃんとゆるいキャラクターがお出迎え。 …

腑抜けを思い知りたい

昨晩酷い怪我をして、痛いので病院へ行こうと思ったらどこもかしこも休診日だった。わたしの病気や怪我は休診日に限って訪れる。 かねてより応援していたプラスチック米さんのライブへ行って楽しくなる。 子リスのようなかわいい笑顔を見て傷のことを少し忘…